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清和堂フォント
● 当室理念
「文字は読めればいい。本文用の文字は既に沢山あるのだから、もうそれで足りると思う。」
フォントに関する認識が低かった時代はこのような考えが多かったかもしれません。
しかしフォントが身近になった今の時代では、この認識が変わりつつあると思います。
車やファッション・携帯電話などは用途やシーンに応じて目まぐるしくデザインが変化しています。
また、使う人々の感性が養われ、細かい違いを見分ける事が日常の生活の中で行われてきています。
活字・写植・DTP と本文組みの環境は変化を遂げてきましたが、文字の形に対する追求もまた、
進化をし続けてきました。その結果、多くの書体が送り出され、作り続けられています。
書体作りのノウハウの中に、人間の目の錯視の調整があります。「左より右のものが小さく見える」
「上より下のものが小さく見える」などは基本的な例で、これを形の調整で補っています。
こうした調整は元を辿れば書道理論まで遡り、活字といえども書道の歴史の上に成り立っています。
各文字の固有の形についても同様に書道芸術に端を発しています。
本文組版においては、「文字の形を昇華し、どのように整理デザインすれば、読みやすい形になるか」
という事が最大の命題になっています。
こうした背景を踏まえ、当室の理念には、「フォントは芸術性の高い工業製品である」という
理念が根底に流れています。
CGが進化して、映画やCMでは多くの芸術性の高い映像が制作されています。
フォントも各部品を一旦バラバラにしてコンピュータで組み上げられないか?
そこに可読性、視認性、造形心理を理論化し、理想の調整はできないか?
佐藤敬之輔先生がかつて活字の文字を細かく測定・数値化し、体系づけたことがあります。
しかし、未だかつて書道を含め、形の感性を完璧に数値化できたものはありません。
ロボット技術での運動の解析方法を進めれば、あるいは解析可能かもしれません。
しかし、条件が膨大になるため、簡単にはいかない事とも思います。
モーツアルトの音階がf分の1ゆらぎであるように、組版には心地よいリズムがあるように思います。
良質なフォントは、読む流れの中に、このような心地よいリズムを紡ぎ出すのではないでしょうか?
当室は、文字の音符を心地よく奏でるオーケストラのように、そしてそれを司るマエストロであるように
心地よく響くフォント制作を目指しています。
● 当室概要
名称
清和堂フォントデザイン室
設立
2007年9月
事業内容
フォント制作および販売
所在地
〒359-1141 埼玉県所沢市小手指町4-14-1
ユアコート小手指パークフロント305
Address
Seiwa-do Font Design
Yourcoat Kotesashi Parkfront #305
14-1,
Kotesashi 4-chome,Tokorozawa-city,
Saitama-pref,Japan,
359-1141
E-mail
seiwa-do@tbz.t-com.ne.jp
代表者
多田 信之 (Nobuyuki Tada)
プロフィール
株式会社写研で13年間フォントデザインに携わる。石井賞タイプフェイスコンテストで2位入選。佳作2回。本蘭明朝体台湾向け字種制作、けんじ隷書仮名、各書体字種増作業、写研2000年発表の本蘭ゴシック8ファミリーの仮名デザイン(「週刊新潮」その他で使用)、サインペン教科書体「イダサイン」企画制作、新書体制作監修・仮名開発担当など。1989年千葉大学工学部工業意匠学科視覚情報伝達講座卒業。株式会社写研文字開発デザイン、印刷会社デザイン部門などを経る。